【賃貸の申し込み後にキャンセルできる?】キャンセル料はかかる?審査通過後・契約前後の違いを不動産屋が解説!

「賃貸の申し込みをしたけど、キャンセルしたい」
「入居審査に通った後でも断れる?」
「まだ契約書を書いていないけど、お金はかかる?」
「キャンセル料として家賃1か月分を請求されたら?」
お部屋探しでは、申し込みをした後に事情が変わることがあります。
家族から反対された。
転勤がなくなった。
初期費用が予想より高かった。
ほかに気になる物件が見つかった。
こうしたとき、気になるのがキャンセルできるかどうか、そして費用が発生するかどうかです。
結論から言うと、賃貸借契約が成立する前であれば、原則として申し込みを撤回でき、通常はキャンセル料も発生しません。
ただし、契約が成立した後は話が変わります。
今回は、名古屋市中区・栄駅徒歩1分のNタウン不動産が、賃貸の申し込み後のキャンセルについて分かりやすく解説します。
■ 結論|キャンセル料がかかるかは「契約が成立しているか」で変わる!
まず、一般的な取り扱いを確認しましょう。
| 手続きの段階 | キャンセル | 費用の目安 |
|---|---|---|
| 申込書を提出した直後 | 原則可能 | 通常0円 |
| 入居審査中 | 原則可能 | 通常0円 |
| 入居審査に通過した後 | 契約未成立なら原則可能 | 通常0円 |
| 重要事項説明を受けた後 | 契約未成立なら原則可能 | 通常0円 |
| 賃貸借契約が成立した後 | 解約手続きが必要 | 契約条件による |
| 鍵を受け取った後 | 解約手続きが必要 | 家賃や解約費用などが発生する場合あり |
※一般的な居住用賃貸借の説明です。契約成立時点や費用は個別の事情によって異なります。
ここで重要なのは、審査に通ったかどうかではなく、契約が成立しているかどうかです。
■ ① 申し込みをしただけならキャンセルできる?
原則として可能です。
賃貸物件の入居申し込みは、その部屋を借りたいという意思を伝える手続きです。
ただし、通常は申し込みをしただけで賃貸借契約が成立するわけではありません。
例えば、
月曜日に内見。
火曜日に入居申し込み。
水曜日に事情が変わってキャンセルを希望。
まだ契約が成立していなければ、原則として申し込みを撤回できます。
この段階では、通常、キャンセル料も発生しません。
ただし、申し込みと契約の成立がどの時点になるかは、実際のやり取りや合意内容によって判断されます。
■ ② 入居審査中でもキャンセルできる?
はい。
入居審査中でも、契約が成立していなければ原則として申し込みを撤回できます。
入居審査とは、保証会社や管理会社、貸主などが入居の可否を確認する手続きです。
審査が始まったからといって、必ず契約が成立するわけではありません。
例えば、
申し込みを提出した。
保証会社の審査が始まった。
その後、転勤先が変更になった。
このような場合は、できるだけ早く不動産会社へ連絡しましょう。
審査や契約準備が進んでいることもあるため、キャンセルの意思を明確に伝えることが大切です。
■ ③ 審査に通った後でもキャンセルできる?
これもよくある質問です。
審査に通過していても、契約が成立していなければ原則として申し込みを撤回できます。
審査通過は、貸主側が入居を認めるための手続きの一つです。
ただし、審査通過と賃貸借契約の成立は、必ずしも同じではありません。
注意したいのは、審査通過後に契約条件について双方が合意している場合です。
契約書に署名する前でも、契約が成立していると判断される可能性があります。
そのため、審査通過後にキャンセルしたい場合は、現在の契約状況を確認しましょう。
■ ④ 契約書にサインしていなければキャンセル料は0円?
ここは特に注意が必要です。
「まだ契約書を書いていないから、絶対にキャンセル料はかからない」
そう思っている方もいるかもしれません。
ただし、賃貸借契約は、契約書への署名だけで成立するとは限りません。
賃貸借契約は、貸主と借主の合意によって成立する場合があります。
例えば、
契約条件の説明を受けた。
家賃や入居日などについて合意した。
初期費用を支払った。
鍵を受け取った。
こうした事情がある場合、契約書への署名がなくても、すでに契約が成立していると判断される可能性があります。
反対に、申込書を提出しただけで、貸主との契約条件の合意も成立していなければ、通常は契約前の段階です。
「サインしたかどうか」だけでなく、「契約が成立しているか」を確認することが重要です。
■ ⑤ 申し込み後のキャンセル料として家賃1か月分を請求されたら?
例えば、家賃70,000円の賃貸物件に申し込んだとします。
その後、契約成立前に申し込みを撤回したところ、
「キャンセル料として家賃1か月分の70,000円が必要です」
と言われた。
このような場合は、すぐに支払うのではなく、請求の根拠を確認しましょう。
契約成立前の単なる申し込み撤回について、通常、キャンセル料や違約金を支払う必要はありません。
確認したいのは、次の3点です。
① 賃貸借契約はいつ成立したとされているのか。
② 何の費用として請求されているのか。
③ その費用について、どのような合意があるのか。
請求の理由が不明な場合は、書面やメールで説明を求めましょう。
なお、賃貸借契約とは別に、特別なサービスなどについて有効な契約が成立している場合は、その費用を個別に検討する必要があります。
■ ⑥ 申込金・預り金は返してもらえる?
賃貸の申し込み時に、お金を預けるケースがあります。
例えば、
申込金。
予約金。
申込証拠金。
預り金。
このような名称です。
契約成立前に申し込みを撤回した場合、宅建業者が受け取った申込金などの預り金は、原則として返還されます。
例えば、申し込み時に20,000円を預けたとします。
その後、契約成立前に申し込みを撤回した。
この場合、宅建業者は申込金の返還を拒むことができません。
「部屋を押さえるために使ったから返せない」
「キャンセルしたので没収します」
と説明された場合は、返還の根拠を確認しましょう。
国民生活センターや名古屋市消費生活センターでも、契約前の申込金返還について注意喚起しています。
ただし、契約が成立した後に支払ったお金の取り扱いは、契約内容によって異なります。
■ ⑦ 契約成立後にキャンセルすると、いくらかかる?
ここからは、申し込みの撤回ではなく、契約の解約に関する話です。
賃貸借契約が成立した後は、契約書に定められた解約条件などを確認する必要があります。
例えば、次のような費用が問題になる場合があります。
① 解約予告期間に対応する家賃
契約に「解約は1か月前までに通知すること」と定められている場合、通知日や契約開始日などによって家賃の支払いが発生することがあります。
② 短期解約違約金
物件によっては、短期間で解約すると違約金が発生する特約があります。
例えば、1年未満の解約で家賃1か月分などです。
ただし、特約の内容や有効性は個別に確認が必要です。
③ 礼金などの取り扱い
礼金は、契約成立後に当然に全額返還されるものではありません。
④ 仲介手数料
仲介手数料についても、契約成立の有無や仲介業務の内容などによって取り扱いが異なります。
⑤ その他の契約上の費用
保険料、保証料、鍵交換費用などは、実施状況や契約条件によって返金の可否が異なります。
契約後の解約費用は、家賃1か月分と一律に決まっているわけではありません。
■ ⑧ 初期費用を払った後でもキャンセルできる?
「初期費用を振り込んだ後にキャンセルしたい」
この場合も、契約が成立しているかが重要です。
例えば、初期費用として25万円を支払ったとします。
その中には、
敷金。
礼金。
前家賃。
保証会社の費用。
火災保険料。
仲介手数料。
鍵交換費用。
などが含まれていることがあります。
契約成立前なら、預り金として支払った金銭の返還を求められる場合があります。
契約成立後なら、各費用の性質や契約条件によって取り扱いが変わります。
そのため、初期費用を支払ったから必ず返金されない、というわけでも、必ず全額返金されるというわけでもありません。
支払いの内訳と契約状況を確認することが大切です。
■ ⑨ キャンセルしたいときは、どう連絡すればいい?
申し込みを撤回したい場合は、できるだけ早く担当者へ連絡しましょう。
例えば、
「申し込みをした物件について、事情が変わったため、今回は申し込みを撤回したいです。現在の契約状況と、支払済みの費用の取り扱いについて確認をお願いします。」
このように、意思を明確に伝えることが大切です。
電話だけでなく、メールやLINEなど、連絡した内容が残る方法もおすすめです。
また、支払ったお金がある場合は、領収書や振込記録を保管しておきましょう。
■ ⑩ キャンセルできるから、とりあえず申し込んでもいい?
ここは不動産屋として、ぜひ伝えたいところです。
契約成立前なら、原則として申し込みを撤回できます。
ただし、キャンセルできることと、最初からキャンセルするつもりで申し込むことは別です。
例えば、
「ほかの物件も見たいけど、とりあえず申し込もう」
「もっといい部屋が出るまで押さえておこう」
「本命の物件が決まったらキャンセルしよう」
こうした申し込みはおすすめしません。
申し込みが入ると、管理会社や保証会社が審査を進めます。
貸主が入居の準備を始める場合もあります。
また、物件によっては募集が停止され、ほかのお客様が申し込めなくなることもあります。
申し込みは、借りる意思が固まってから行うのが基本です。
■ Nタウン不動産が大切にしているのは、キャンセルさせない営業ではない
賃貸仲介では、申し込みをいただくことが仕事の一つです。
ただし、申し込みを取ることだけが目的になってはいけないと考えています。
お客様が、
「この部屋、すごくいいですね!」
とおっしゃったとき。
その気持ちが本当に納得したものなのか。
まだ不安が残っていないか。
そこを確認することが大切です。
例えば、
「家賃が少し高い」
「もっと広い部屋がいいかもしれない」
「初期費用が気になる」
「本当にこのエリアでいいのかな」
こうした不安があるなら、申し込み前に整理することができます。
家賃の比較。
家具の配置。
初期費用の説明。
周辺環境の確認。
ほかの物件との比較。
申し込みをしてから不安を解消するのではなく、できる限り不安を解消してから申し込んでいただく。
それがNタウン不動産の考え方です。
もちろん、申し込み後に事情が変わることもあります。
そのときは、まず状況を確認して、必要な手続きをご案内します。
お客様に納得してお部屋を選んでいただくこと。
そして、入居後も「この部屋にしてよかった」と思っていただくこと。
そこを大切にしています。
■ まとめ|賃貸の申し込み後のキャンセルは、契約成立前か後かで変わる!
最後に、今回の内容を整理します。
① 申し込みだけなら原則として撤回できる
通常、キャンセル料は発生しません。
② 審査中や審査通過後でも、契約未成立なら原則として撤回できる
審査通過と契約成立は同じではありません。
③ 契約書に署名していなくても契約が成立する場合がある
実際の合意内容や手続きの進行状況を確認しましょう。
④ 契約前に預けた申込金は、原則として返還される
宅建業者が返還を拒むことは禁止されています。
⑤ 契約成立後は解約費用が発生する場合がある
家賃、違約金、仲介手数料などの取り扱いは個別に異なります。
⑥ キャンセルすると決めたら、早めに連絡する
手続きが進む前に、意思を明確に伝えましょう。
⑦ 申し込みは納得してから行うことが大切
キャンセルできるからといって、仮押さえ感覚で申し込むことはおすすめしません。
賃貸の申し込みは、単なる予約ではありません。
お客様にとっても、貸主にとっても大切な手続きです。
だからこそ、分からないことを確認し、納得したうえで進めましょう。
■ 名古屋で安心してお部屋探しをするならNタウン不動産へ
Nタウン不動産は、名古屋市中区・栄駅徒歩1分の賃貸仲介店です。
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株式会社Nタウン不動産
愛知県名古屋市中区錦3-14-15 オークラビル1階
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ご相談・来店予約:電話・公式LINE
よくある質問(FAQ)
Q1. 賃貸の申し込みをした翌日にキャンセルできますか?
契約が成立していなければ、原則として申し込みを撤回できます。キャンセルの意思が決まったら、早めに不動産会社へ連絡しましょう。
Q2. 入居審査に通った後でもキャンセル料はかかりませんか?
契約が成立していなければ、通常はキャンセル料は発生しません。ただし、審査通過後でも契約が成立している場合があるため、現在の手続き状況を確認してください。
Q3. 賃貸の申し込みキャンセルで家賃1か月分を請求されたら?
契約成立前の単なる申し込み撤回であれば、通常は支払う必要はありません。契約成立の有無と請求の根拠を確認しましょう。
Q4. 申込金を支払った後にキャンセルしたら返金されますか?
契約成立前に宅建業者へ預けた申込金などは、原則として返還されます。返還を拒まれた場合は、消費生活センターなどに相談できます。
Q5. 賃貸契約後、入居前でもキャンセルできますか?
契約成立後は、原則として契約条件に従った解約の問題になります。入居前であっても家賃や違約金などが発生する場合があるため、契約内容を確認しましょう。













