賃貸の内覧で見るべきポイントは?失敗しないチェック項目を不動産屋が解説
「内覧って何を見ればいいですか?」
初めてのお部屋探しだと意外と分からないですよね。
実際に部屋へ入ると
「きれい!」
「思ったより広い!」
「ここいいかも!」
となって、細かいところを見るのを忘れがちです。
もちろん第一印象も大切です。
ただ、内覧で本当に確認してほしいのは、
写真や間取り図だけでは分からない部分。
です。
今回は、賃貸の内覧で僕たちが確認してほしいポイントを、不動産屋目線で分かりやすく解説します。
内覧前に全部確認しようとしなくて大丈夫
まず伝えたいのは、
内覧ですべてを確認する必要はありません。
家賃。
管理費。
初期費用。
築年数。
駅徒歩。
設備。
インターネット。
契約条件。
こういった情報は、不動産屋でも確認できます。
せっかく現地まで行くなら、
現地でしか分からないことを見る。
これを優先しましょう。
① 部屋の広さは「帖数」より体感を見る
まずは部屋の広さ。
間取り図に、
「洋室8帖」
と書いてあっても、実際に見ると、
「思ったより狭いな」
と感じることがあります。
逆に6帖でも、
「意外と広い」
と感じる部屋もあります。
理由は部屋の形です。
同じ8帖でも、
正方形。
細長い。
柱が出ている。
収納が室内に張り出している。
などで、家具の置きやすさが変わります。
数字より、自分の家具を置いた状態を想像してください。
② ベッドをどこに置くか
一人暮らしなら、これはかなり大切です。
「広いから大丈夫」
ではなく、
ベッドを実際にどこへ置くのか。
まで考えます。
ベッドを置いたら、
クローゼットが開かない。
バルコニーへ出にくい。
テレビを置く場所がない。
コンセントが遠い。
こんなこともあります。
ダブルベッドや大きな家具を持っている方は、サイズを測ってから内覧すると分かりやすいです。
③ 収納は「あるか」より「入るか」
クローゼット付き。
これだけで安心しないでください。
大切なのは、
自分の荷物が本当に入るか。
です。
横幅。
奥行き。
高さ。
棚の位置。
ハンガーパイプ。
実際に扉を開けて確認します。
収納が小さいと、結局室内に棚やチェストを置くことになります。
その分、生活スペースが狭くなります。
荷物が多い方ほど収納は重要です。
④ 日当たりは「南向き」だけで判断しない
「南向きだから明るいですよね?」
これもよく聞かれます。
確かに方角は大切です。
ただ、
南向き=必ず明るい
ではありません。
目の前に大きなマンションがある。
バルコニーの奥行きが深い。
低層階。
周囲を建物に囲まれている。
こういった部屋なら、南向きでも思ったより暗いことがあります。
反対に東向きや西向きでも、前が開けていて明るい部屋があります。
内覧では、
方角より実際の明るさを見る。
これが一番です。
⑤ 窓から何が見えるか
僕はこれも結構大切だと思います。
カーテンを開けて、窓の外を見てください。
隣のマンションの廊下。
向かいの部屋の窓。
大きな道路。
線路。
飲食店。
駐車場。
学校。
工事現場。
など。
部屋の中だけ見ていると気づきません。
特に、
向かいの建物から室内が見えないか
は確認しておいたほうがいいです。
⑥ 音は窓を閉めた状態と開けた状態で確認
音が気になる方は、
一度静かにしてみてください。
車。
電車。
人の声。
工事。
学校。
繁華街。
近くのお店。
いろいろな音があります。
窓を閉めた状態。
窓を開けた状態。
両方確認すると分かりやすいです。
ただし内覧した時間が静かだったからといって、
夜も必ず静かとは限りません。
周辺環境まで見て判断しましょう。
⑦ 共用廊下やエントランスを見る
部屋だけ見て帰るのはもったいないです。
マンションなら、
エントランス。
エレベーター。
共用廊下。
階段。
駐輪場。
ゴミ置き場。
宅配ボックス。
なども見てください。
特に僕なら、
共用部分がきれいに管理されているか
を見ます。
ゴミが散乱している。
私物がたくさん置かれている。
掲示板に注意書きが大量にある。
こういったところから分かることもあります。
⑧ ゴミ置き場は意外と大切
ゴミ置き場も見ておきたいところです。
場所はどこか。
建物内か屋外か。
24時間ゴミ出し可能なのか。
曜日指定なのか。
これは生活すると結構違います。
特に帰宅時間が遅い方なら、ゴミ出しのルールも確認しておくと安心です。
⑨ コンセントの位置を見る
地味ですが、住み始めてから困りやすいポイントです。
テレビをここに置きたい。
ベッドはここ。
デスクはここ。
冷蔵庫はここ。
と考えたときに、
必要な場所にコンセントがあるか。
確認してみてください。
特に築年数が経っている物件では、コンセントの数が少なく感じる場合があります。
⑩ 冷蔵庫・洗濯機置き場を測る
これはかなり大事です。
「洗濯機置き場があるから大丈夫」
ではありません。
持っている洗濯機が入らないことがあります。
ドラム式洗濯機は特に注意です。
幅。
奥行き。
防水パン。
蛇口の高さ。
扉。
搬入経路。
まで確認します。
冷蔵庫も同じです。
大型冷蔵庫を持っている方なら、内覧前にサイズを測っておきましょう。
⑪ キッチンは実際に立ってみる
料理をする方なら、キッチンの前に立ってみてください。
調理スペースはあるか。
コンロは何口か。
冷蔵庫は近いか。
食器を置けるか。
収納は足りるか。
キッチンの写真だけでは、使いやすさまでは分かりません。
自炊する方なら、
毎日ここで料理できるか?
を考えてみてください。
⑫ お風呂・洗面所・トイレを見る
水回りは毎日使います。
浴槽の大きさ。
シャワー。
浴室乾燥機。
独立洗面台。
洗面台の収納。
トイレ。
などを確認します。
ただし内覧時は水道が止まっている場合もあります。
無理に蛇口をひねったり設備を操作したりせず、分からないことは不動産屋に確認しましょう。
⑬ スマホの電波も確認
これも忘れがちです。
部屋の中でスマホを見てみてください。
建物の構造や場所によっては、電波が入りにくいことがあります。
自宅で電話をよくする方。
仕事でスマホを使う方。
テザリングを使う方。
こういう方は特に確認しておいたほうがいいです。
⑭ バルコニーに出てみる
バルコニーがあるなら、実際に見てみます。
広さ。
洗濯物を干せるか。
外からの視線。
道路の音。
周辺の建物。
など。
室内から見るだけでは分からないことがあります。
バルコニーへ出た瞬間、
「思ったより道路の音が大きい」
と気づくこともあります。
⑮ エレベーターから部屋まで歩いてみる
意外と見落とします。
エレベーターを降りて、
部屋までどれくらい歩くのか。
角部屋なのか。
階段は近いか。
ゴミ置き場まで遠くないか。
毎日使う動線なので、一度歩いてみるといいです。
⑯ 駅から物件までの道も見る
「駅徒歩5分」
だけで判断しないほうがいいです。
実際には、
信号が多い。
坂道。
歩道橋がある。
夜になると暗い。
飲食店が多い。
人通りが少ない。
などがあります。
特に女性の一人暮らしなら、
できれば実際に駅から物件まで歩いてみる。
おすすめです。
物件そのものと同じくらい、毎日通る道も大切です。
内覧で全部チェックしていたら決められなくない?
ここまで読むと
「そんなに確認していたら大変じゃない?」
と思いますよね。
その通りです。
だから
自分にとって大切なところだけ優先して確認すれば大丈夫です。
音を全然気にしない人が、10分間ずっと音を確認する必要はありません。
料理をしない人が、キッチンを細かく確認する必要もありません。
荷物が少ない人なら収納の優先順位も下がります。
人によって見るべきポイントは違います。
内覧前に「絶対条件」を3つ決める
内覧前に
これだけは譲れない
という条件を3つくらい決めておくと選びやすいです。
たとえば
「駅徒歩10分以内」
「明るい部屋」
「ダブルベッドが置ける」
この3つ。
全部クリアしていて、
家賃も予算内。
実際に見ても気に入った。
それならかなり良い候補です。
逆に20個も条件を作ると、全部満たす部屋を探すのが難しくなります。
内覧で一番大切なのは「減点探し」じゃない
ここが一番大切だと思います。
内覧へ行くと、
「悪いところを探さなきゃ」
となる方がいます。
少し収納が小さい。
コンセントが一つ少ない。
駅から2分遠い。
眺望が完璧じゃない。
そうやって減点していくと、なかなか決まりません。
100点の物件を探すというより、
自分が大切にしている条件を満たしているか。
ここを見る。
家賃も予算内。
立地もいい。
広さも十分。
設備も必要なものがある。
実際に入ってみて、
「ここなら生活できそう」
と思える。
それなら十分良い物件だと思います。
良い物件なら判断は早めに
賃貸の場合、同じ部屋は基本的に一つしかありません。
自分が内覧している物件を、別のお客様も検討している可能性があります。
だから、
気に入った物件なら、必要な確認をしたうえで早めに判断する。
これも大切です。
もちろん、気に入っていないのに焦って申し込む必要はありません。
大事なのは、
急いで決めることではなく、決められる準備をして内覧すること。
です。
内覧するときに持っていくと便利なもの
最低限なら
スマートフォン・メジャー・家具家電のサイズメモ
くらいで十分です。
スマホがあれば、
写真。
動画。
方角。
電波。
メモ。
なども確認できます。
特に、
ベッド。
冷蔵庫。
洗濯機。
ソファ。
大きな家具家電を持っていく予定なら、事前に幅・奥行き・高さを測っておきましょう。
結論|内覧では「現地でしか分からないこと」を見る
賃貸の内覧で確認したいのは、
部屋の広さだけではありません。
日当たり。
音。
眺望。
収納。
家具の配置。
水回り。
共用部分。
周辺環境。
実際に現地へ行かないと分からないことがあります。
逆に、家賃や契約条件など、不動産屋が調べられることまで内覧中に全部確認する必要はありません。
ネットで分かることは事前に確認する。
現地でしか分からないことを内覧で見る。
これだけでも、かなり効率よくお部屋を選べます。
そして最後は
自分がそこで生活している姿を想像できるか。
僕はこれも大切だと思います。
Nタウン不動産では、ただ物件までご案内するだけではなく、家具の配置や周辺環境なども一緒に確認しながらお部屋をご案内しています。
名古屋・栄でお部屋を探している方は、気軽にご相談ください。
FAQ|賃貸の内覧について
Q1. 賃貸の内覧では何を確認すればいい?
写真では分からない広さの体感、日当たり、音、眺望、収納、家具の配置、共用部分や周辺環境などを優先して確認するのがおすすめです。
Q2. 内覧には何を持っていけばいい?
スマートフォン、メジャー、家具・家電のサイズを記録したメモがあると便利です。大型家具やドラム式洗濯機を持っている方は、事前にサイズを測っておきましょう。
Q3. 内覧では写真や動画を撮ってもいい?
物件や管理会社などのルールによりますので、撮影前に担当者へ確認しましょう。複数物件を比較する場合は、許可を得て記録しておくと後から比較しやすくなります。
Q4. 内覧は昼と夜どちらがおすすめ?
室内の日当たりを見るなら昼間が分かりやすいです。一方、周辺の雰囲気や騒音は時間帯によって変わります。気になる物件なら別の時間帯に周辺を確認する方法もあります。
Q5. 内覧した日に申し込んでも大丈夫?
条件や契約内容を確認して納得できているなら問題ありません。良い物件は検討中に別の申し込みが入ることもあるため、事前に自分の希望条件を整理しておくと判断しやすくなります。
Q6. 退去前で内覧できない物件はどうすればいい?
間取り、設備、過去の室内写真、周辺環境など、確認できる情報から判断することになります。内覧せずに申し込む場合は、確認できない部分があることを理解したうえで判断しましょう。
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