新築・駅近の賃貸は高い?実は「結局お得」になりやすい理由を不動産屋が解説
「新築は高そう」
「駅近は家賃が高いから、少し離れたほうがお得ですよね?」
お部屋探しをしていると、こう考える方は多いです。
確かに、家賃だけを見れば新築や駅近の物件が高く見えることはあります。
ただ、賃貸は家賃だけで比較すると、本当にお得な物件を見落とすことがあります。
初期費用。
毎月の固定費。
設備。
通勤時間。
将来引っ越すときの選びやすさ。
ここまで含めて考えると、
新築・駅近の物件が結局お得だった
というケースは意外と多いです。
今回は、なぜ新築・駅近の賃貸がお得になりやすいのかを、実際のお部屋探しに近い目線で解説します。
「家賃が安い=お得」ではありません
まず、お部屋探しで一番注意したいところです。
たとえば、
A:築15年・駅徒歩15分
家賃 65,000円
管理費 5,000円
B:新築・駅徒歩3分
家賃 70,000円
管理費 5,000円
毎月5,000円違います。
これだけ見ると、
Aのほうがお得
に見えます。
ただし、本当にそうでしょうか。
Bには
インターネット無料。
宅配ボックス。
浴室乾燥機。
設備の新しさ。
駅まで徒歩3分。
さらに募集条件によっては、
敷金・礼金0円。
フリーレント。
などが付いていることもあります。
ここまで比較すると、話が変わってきます。
新築がお得になりやすい理由① 初期費用が安いことがある
「新築=初期費用も高い」
と思われがちですが、必ずしもそうではありません。
新築は完成時に複数のお部屋を一斉に募集することがあります。
貸主側としては、できるだけ早く入居してもらいたい。
そのため物件によっては、
敷金0円・礼金0円
フリーレント
キャンペーン
など、入居しやすい募集条件になっていることがあります。
築5年や築10年だから初期費用が安く、新築だから高いとは限りません。
新築がお得になりやすい理由② 鍵交換費用がない場合も
中古の賃貸では、入居時に鍵交換費用が必要になることがあります。
新築なら、まだ誰も使用していない鍵です。
そのため、物件によっては鍵交換費用自体が設定されていないことがあります。
一つの費用だけなら大きな差ではなくても、
敷金。
礼金。
フリーレント。
鍵交換費用。
その他の契約費用。
全部合わせると、築浅中古より新築のほうが初期費用を抑えられるケースもあります。
新築がお得になりやすい理由③ インターネット無料が多い
最近のお部屋探しで見逃せないのがインターネットです。
新しい賃貸では、インターネット無料設備が導入されている物件もあります。
仮に自分でインターネットを契約して毎月4,000円かかるとします。
年間なら48,000円。
2年間なら96,000円です。
家賃だけなら新築のほうが3,000円高い。
ただ、新築はインターネット無料。
この場合、
毎月の実質的な負担では逆転する可能性があります。
だから家賃だけを比べないことが大切です。
新築がお得になりやすい理由④ 設備を追加する必要が少ない
新築は設備面でもメリットがあります。
物件によりますが、
宅配ボックス。
浴室乾燥機。
モニター付きインターホン。
オートロック。
温水洗浄便座。
独立洗面台。
無料インターネット。
など、現在人気の設備が最初から付いていることがあります。
もちろん築年数が経っていても設備の良い物件はあります。
ただ、同じ設備条件で探していくと、
結果的に新築や築浅が候補に残る
ことも珍しくありません。
駅近がお得な理由① 毎日使う「時間」を買える
ここからは駅近です。
駅徒歩3分と駅徒歩15分。
差は片道12分。
往復なら24分です。
週5日通勤すると、
24分×5日=120分。
1週間で約2時間。
1ヶ月なら約8時間です。
もちろん実際の通勤日数や信号などで変わります。
ただ、駅まで歩く時間は毎日のことです。
月5,000円家賃を下げるために、毎月何時間も移動時間が増える。
これをお得と考えるかは、人によって違います。
駅近は家賃ではなく、時間まで含めて考える。
これがポイントです。
駅近がお得な理由② 雨の日の負担が違う
晴れている日に徒歩15分なら、
「これくらい歩ける」
と思います。
問題は毎日晴れているわけではないことです。
雨。
真夏。
真冬。
荷物が多い日。
仕事で疲れた日。
こういう日に駅徒歩15分は結構長く感じます。
駅近なら、
電車を降りてすぐ家。
この便利さは毎日の生活で効いてきます。
駅近がお得な理由③ タクシーを使う回数を減らせることも
駅から遠い物件で、
雨だからタクシー。
荷物が多いからタクシー。
帰りが遅くなったからタクシー。
これが増えると、せっかく家賃を抑えても別の交通費がかかります。
駅近なら徒歩で帰りやすい。
毎月の家賃差だけでは見えない部分です。
駅近がお得な理由④ 車を持たない生活もしやすい
これは住むエリアにもよります。
駅が近く、スーパーやコンビニ、飲食店なども近い。
公共交通機関で生活できる。
こうなると、
「そもそも車はいらない」
という選択ができる方もいます。
車を所有すれば、
駐車場。
保険。
ガソリン。
車検。
税金。
メンテナンス。
などの費用がかかります。
もちろん車が必要な生活なら別です。
ただ、住む場所にお金をかけることで、別の固定費を減らせることもあるという考え方です。
新築・駅近は「高い」のではなく、人気がある
ここも考え方として大切です。
新築。
駅近。
築浅。
設備充実。
こういう物件の家賃が高くなりやすいのは、それだけ需要があるからです。
多くの人が、
「ここに住みたい」
と思う条件です。
もちろん高すぎればおすすめしません。
ただ、
数千円の家賃差なら、その差額以上の便利さを得られることがあります。
逆に「安い部屋」を選んで後悔するケース
家賃を下げること自体は悪くありません。
問題は、
何を削って安くしたのか
です。
駅から遠くした。
築年数を大幅に古くした。
広さを削った。
設備を削った。
通勤時間が増えた。
それでも生活に支障がないなら正解です。
ただ、
「月3,000円安かったから決めたけど、毎日駅まで歩くのがつらい」
となれば、その3,000円は本当に得だったのか分かりません。
月5,000円の差をどう考える?
たとえば、
築10年・駅徒歩12分が70,000円。
新築・駅徒歩3分が75,000円。
差額は月5,000円です。
年間なら60,000円。
ここだけ見ると大きく感じます。
ただし新築側に、
インターネット無料で月4,000円相当。
さらに初期費用が50,000円安い。
という条件があったとします。
2年間住むと仮定すると、
家賃差は、
5,000円×24ヶ月=120,000円。
一方、
ネット代の差が、
4,000円×24ヶ月=96,000円。
さらに初期費用で50,000円違えば、
2年間の支出では新築側のほうが安くなる計算です。
もちろん実際の条件は物件ごとに違います。
だからこそ、
家賃だけでは判断できない
ということです。
「総額」で比べると物件の見え方が変わる
お部屋を比較するときは、
毎月の家賃だけではなく、
入居から退去までにいくら使うか
という視点を持つと分かりやすいです。
たとえば2年間なら、
家賃・管理費。
初期費用。
インターネット。
駐車場。
交通費。
更新に関する費用。
その他の固定費。
ここまで比べる。
そうすると、
「家賃が安い物件が一番安い」
とは限らなくなります。
もちろん新築・駅近なら何でもおすすめではありません
ここは大切です。
新築でも、
予算を大幅に超える。
部屋が狭すぎる。
間取りが使いにくい。
収納が足りない。
周辺環境が生活に合わない。
なら無理に選ぶ必要はありません。
駅近も同じです。
在宅勤務で電車をほとんど使わない方なら、駅徒歩3分に高い家賃を払うメリットは小さくなります。
新築・駅近という言葉だけで決めるのではなく、自分がそのメリットを使うかどうか。
ここが重要です。
お部屋探しでは「月額+初期費用+生活コスト」で比較する
おすすめしたい比較方法はシンプルです。
① 毎月いくらかかる?
家賃・管理費・インターネット・駐車場など。
② 最初にいくらかかる?
敷金・礼金・保証会社・保険・鍵交換など。
③ 住んでから何が変わる?
通勤時間・交通費・生活の便利さなど。
この3つを比べます。
これなら、
「家賃が3,000円高いからやめよう」
だけではなく、
その3,000円で何が変わるのか
まで判断できます。
結論|新築・駅近は「高い」ではなく総額で考える
新築。
駅近。
この条件を見ると、
「高そうだから外そう」
となりがちです。
ただ、それだけで候補から外すのはもったいないです。
新築なら、
初期費用がお値打ちな場合がある。
インターネット無料の場合がある。
設備が充実している。
駅近なら、
通勤時間を短くできる。
雨の日も楽。
移動の負担を減らせる。
交通費を抑えられる場合もある。
こうしたメリットがあります。
家賃が安い物件を探すのではなく、払うお金に対して一番条件の良い物件を探す。
この考え方がおすすめです。
Nタウン不動産では、家賃だけではなく初期費用や設備、立地まで比較して、お客様にとって総合的に条件の良いお部屋をご提案しています。
名古屋・栄でお部屋を探している方は、新築や駅近も最初から外さず比較してみてください。
「思っていたより新築のほうがお得だった」
という物件が見つかることもあります。
FAQ|新築・駅近の賃貸について
Q1. 新築賃貸は中古より必ず家賃が高いですか?
必ずしも高いとは限りません。周辺相場や募集状況によっては、築数年の物件と家賃があまり変わらない場合や、新築のほうがお値打ちな場合もあります。
Q2. 新築は初期費用も高いですか?
物件によります。新築でも敷金・礼金0円、フリーレントなどの募集条件が設定されることがあります。鍵交換費用が設定されていない場合もあります。
Q3. 駅近は家賃が高くても選ぶ価値がありますか?
電車を毎日利用する方なら、通勤・通学時間を短縮できるメリットがあります。家賃差だけではなく、毎日の移動時間や交通費まで含めて比較するのがおすすめです。
Q4. インターネット無料なら家賃が少し高くてもお得ですか?
自分でインターネットを契約する場合の料金と比較する必要があります。毎月の家賃だけではなく、通信費を含めた月額負担で比較すると分かりやすくなります。
Q5. 駅徒歩何分までがおすすめですか?
生活スタイルによって異なります。毎日電車を利用するなら駅近のメリットは大きくなります。一方、在宅勤務や車移動が中心なら駅距離の優先順位を下げてもいいでしょう。
Q6. 新築・駅近物件を選ぶときの注意点は?
新築・駅近だけで判断せず、専有面積、間取り、収納、周辺環境、初期費用、契約条件まで確認しましょう。総額と実際の暮らしやすさで比較することが大切です。
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